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1/23 講堂朝礼
2018年最初の講堂朝礼でした。
高校3年生が大学入試に向けた特別時間割になっているため,出席するのは高校2年生以下となり,座席は来年度の新しい学年の場所に変更になっています。
本日の講堂朝礼は校長先生からのお話で,先日70歳で亡くなられた星野仙一さんのお話から始まりました。
星野さんは「マスターズ甲子園」(下注参照)の大会名誉会長を務められ,実行委員会副委員長であった本校校長とは,甲子園球場でごいっしょに仕事され たという繋がりがあります。
また,阪神の監督時代には,本校の近隣にお住まいがあったこともあり,散歩がてらに本校内の池の鯉を見に来られていました。
~校長先生のお話~
星野さんは,娘さんやお孫さんに看取られながらの最期だったと聞き,高校時代の古典の先生のお話を思い起こしました。
小林一茶は,婚礼の席で新郎の父から句を頼まれ
「親が死に 子が死に やがて 孫が死に」
と詠みました。
宴席に縁起でもない内容ですが,一茶が自分の子を亡くしていることから新郎の父は,
「順番に亡くなることこそが、一番の幸せである」
という一茶の祝いの気持ちをくみ取りました。
娘さんやお孫さんに看取られながらの最期は,星野さんにとっては幸せだったのかもしれません。
みなさん,若い人たちはこの順番を崩さず強く生きてほしいと思います。
なお,星野さん自身は,奥さんを51歳の若さで亡くされています。
(注)「マスターズ甲子園」
全国の高校野球OB/OGが、性別、世代、甲子園出場・非出場、元プロ・アマチュア等のキャリアの壁を超えて出身校別に同窓会チームを結成し、全員共通の憧れであり野球の原点でもあった『甲子園球場』で白球を追いかける夢の舞台を目指そうとするものです。(マスターズ甲子園オフィシャルサイトから引用)