講演会 「ことばの力　しっかり迷うために」 ～重松清先生をお招きして～

９月１２日（水）に作家・重松清先生をお招きして、「ことばの力　しっかり迷うために」というテーマで講演をしていただきました。

重松先生は多くの作品を執筆され、先生の作品が教科書に掲載されたりドラマ化されるなど、幅広い世代に人気のある著名な作家です。

講演では、「普通」「みんな」というのは、とてもありがたい言葉であると同時に、

「正しさ＝みんな」と思いがちになっていないか、という問いかけをしていただきました。

重松先生からは、「自分の正しさとはまた違う正しさがあることも認めてほしい」

つまり「自分の世界以外にも外の世界があることを理解してほしい」とのお言葉をいただきました。

とても深い問いかけに、生徒も真剣に先生の言葉の一つ一つをかみしめながら拝聴している様子でした。

講演の最後に、重松先生から本校生徒へすばらしいメッセージをいただきました。

「小説を読むことによって、自分の世界以外の世界を知り、そして多くの選択肢が存在することを知ってほしいです。

迷ったり、悩んだり、時には後悔しながら、しっかり迷って自分で選んで、自分だけの幸せをしっかりつかんでほしいです。」

お話を伺うことで、本校の生徒も「外の世界」を見る窓を開ける契機となったのではないでしょうか。

お忙しい中、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。