10/31 講堂朝礼

最初に校長先生からのお話

今年の「体育の日」は10月9日（10月の第2月曜日）でしたが，「体育の日」といえば長くの間10月10日でした。
これは1964年に東京で開催された第18回夏季オリンピックの開会式の日に由来します。

東京オリンピックの影響は，スポーツ界にとどまらず，競技施設の建築や東海道新幹線の開通など経済・産業の発展にまで及んでいます。
第二次世界大戦で敗戦してから約20年，急速な復活を遂げ、再び国際社会に復帰した日本の象徴といえます。
多くの国がオリンピックの開催地として名乗りを上げ，誘致合戦を繰り広げるのは，オリンピックがこのように開催国の成長に大きな影響を及ぼすからでしょう。

その一方で，オリンピックは選手個人の生き方にも大きく関わってきます。
東京オリンピック最終種目・男子マラソンで円谷幸吉（つぶらや こうきち）選手が銅メダルを獲得しました。
これはこの大会の陸上競技において，日本が唯一獲得したメダルでした。
その後，円谷選手はオーバーワークによる体調不良など数々の不運に見舞われ，次期オリンピック（メキシコシティ）開催年1968年の1月に自ら命を絶ちました。

今，2020年の東京オリンピックに向け，新設と既設の2方向で会場などの準備が進んでいます。
選手の育成や健康管理など肉体的・精神的なサポートは昔とは比べものにならないくらい近代化されています。
このようにオリンピックへの取り組みは時代によって変化していますが，その影響は変わらず大きいものです。
そういった視点からオリンピックを眺めてみてはどうでしょうか。

 
続いて文化祭実行委員会から文化祭テーマが発表されました。

テーマ ｢ Wings 」

皆さんが｢翼」と聞いて  思い浮かべるものは何でしょうか。
｢女神」「天使」「鳥」「自由｣などでしょうか。
私たち和光会は､それぞれに異なる目標を持った全校生徒一人ひとりが積極的に関わっていける学校を目指し､また､自分たちがそのkeyとなる存在でありたいという思いで動き始めました。
「もしも甲南女子生に翼があったなら」
思い浮かべてみてください｡翼を広げる甲南女子生の姿を。
きっとそれは､「女神｣や｢天使｣よりもきらきらと輝き､「鳥｣よりも高く､「自由｣に生き生きとはばたいているはずです。
そんな全校生徒一人ひとりが大きな翼を広げ､チャレンジし､全員で笑顔の溢れる文化祭｢Wings｣を創っていきます。

11月1日から冬制服に衣替えです。

高校3年生にとっては最後の夏制服になります。

数名が夏制服で頑張って（？）いました。