入試情報
よくあるご質問
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Q1
土曜日に授業はありますか。スタンダードコースとSアドバンストコースとは 授業時間にどのようなちがいがありますか?
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回答
スタンダードコースの授業時間は、平日が6時間、土曜日が3~4時間です。Sアドバンストコースは、国公立大学の受験に対応して5教科7科目の時間数を確保するため、平日が6時間または7時間(中1は週1回、中2以上は週2日)、土曜日が4時間です。
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Q2
Sアドバンストコースとスタンダードコースの生徒との間に、溝ができないかと心配なのですが。
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回答
この点について、わたしたちは最も慎重でありたいと考えています。
Sアドバンストコースは入試日程・倍率等の関係で、スタンダードより難易度が高まると予想されますが、成績は幾つかある人間的成長の物差し(価値基準)のひとつであります。「人間教育」を目指す本校は、多様な物差しで、生徒の人間的成長を促したいと考えています。学校という集団教育の大きなメリットのひとつは、多様な生徒たちが、交流し合うことで成長する場であることです。
Sアドバンストコースとスタンダードは、カリキュラムが異なるという以外は、課外活動・学校行事等、同じ学年としてほとんど同一です。授業も、芸術や探求(本校独自の総合講座)などの選択授業は、可能な限り混合クラスにしています。
「同一学年がひとつの集団」という意識が強く、学年の先生方も自分が担当するクラスという意識よりも、自分たちが担当する学年という意識を強く持っています。クラスの名称は、スタンダードが1組・2組・3組、Sアドバンストコースが4組・5組で、クラス表示にコース名がなく、校舎では同一学年を同一フロア1列に配置しています。学校全体が、クラス・学年を越えた「家庭的」な雰囲気に満ちています。この校風を、わたしたちはこれからも一層大切にしたいと考えています。閉じる
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Q3
入学してから、スタンダードコースからSアドバンストコースへ、Sアドバンストコースからスタンダードコースへの、コース変更はできますか。
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回答
「スタンダードからSアドバンストコースのコース変更は、中学1年と中学2年の終了時に必要に応じて実施されるコース変更試験に合格すれば変更できる」、「Sアドバンストコースからスタンダードのコース変更は、教育的な必要があれば学年の終了時に可能」という制度はあります。
しかしながら、学校の姿勢としては、それぞれのコースで入学した者は、6年間同一コースで卒業していくよう指導したいと考えています。スタンダードは多様な進路志望に応えるために自分に合った教科科目を選択できるカリキュラム編成のコースであり、国公立を含め個々の進路志望に対応しています。一方、Sアドバンストコースは6年間で国公立(共通テスト/5教科7科目)に対応した平均的カリキュラムを編成しています。Sアドバンストコースは、進路志望に応じた選択肢のひとつであり、必ずしも成績で両コースが分かれているわけではありません。少なくとも、わたしたちは、そのように捉えています。(実際には、Sアドバンストコースの入試日程・倍率等や国公立大学進学の難易度の関係で、Sアドバンストコースの方に高成績者が多く集まっています。)どちらのコースでも、生徒がつまずき、成績不振な時期があったら、根気強く丁寧に生徒を励まし、成績向上の手立てをすることは変わりません。安易なコース変更は、教育的でないとわたしたちは考えています。閉じる
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Q4
Sアドバンストコースでも、勉強とクラブ(部)活動の両立ができると聞きましたが、具体的にどのように両立ができるのか教えてください。
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回答
わたしたちは、部活動や生徒会活動、その他の行事が、生徒たちの成長を促す貴重で重要な学習の場であることを、体験的に実感しています。そこで、Sアドバンストコースの生徒にも、是非とも放課後の部活動に参加して欲しいと考え、部活動は、できる限り両コースの生徒が同時間帯に活動できるよう配慮しています。実際、両コースの生徒ともたくさんの生徒が部活動に加入し活動しています。
もちろん、部活動への参加は自由意志です。一切の強制はありません。部活動の時間を確保するために、中学時代は、Sアドバンストコースもスタンダードも、放課後の時間帯に制度としての補習を原則的に行いません。(必要に応じた個人指導は従来通りあります。長期休暇中の補習は当然あります。)高校になると、必要に応じて放課後に補習等が設定されます。
本校の部活動は、原則として中学と高校が一緒に活動していますが、中学終了時に、退部することも、別の部に入部することも自由です。各自が、自分の適性や個性、進路志望に合わせて、退部や転部に迷う時、わたしたちは親身に相談にのり、生徒の個性に合わせて生徒の選択を励まし、応援します。閉じる
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Q5
塾に行かなくても国公立大学に合格できるのでしょうか。
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回答
わたしたちは全ての生徒の個々の進路志望を応援したいと考え、そのためのカリキュラムを組んでいます。スタンダードコースは国公立から私立まで、多様な進路志望に応えるために、高2から進路志望に合わせて選択履修できるコースです。Sアドバンストコースは、国公立志望に合わせたカリキュラムを最初から組んだコースです。選択か固定かというカリキュラムの傾向の違いがあるだけで、どちらのコースでも、国公立・私立を問わず、どこの大学でも受験できます。学校の授業や補習に前向きに取り組み、努力を惜しまず、自分の志望を実現して欲しいと願っています。
中学入試は、残念ながら、小学校で学ぶ内容より難易度の高い問題が出題される傾向があり、塾に行かれている人が多いのも現実です。しかし、国公立大学受験に必要な共通テストは、学校で学ぶ内容の範囲から出題され、二次試験の配点が大きくなる京都大学などの一部の大学を除いて、神戸大学をはじめ多くの国公立大学は、共通テストの得点が大きなウエイトを占めています。学校で学ぶ内容をきちんと習得すれば、塾に行かなくてもよいとわたしたちは指導しています。
本校では毎年卒業生が現役生に、受験勉強の助言をする機会を設けていますが、卒業生が口を揃えて言うのは、学校で学ぶことをマスターすることが大切だということです。ある者は、大学受験前に、残しておいた学校の定期考査の問題を復習したのが、とても役に立ったと助言していました。
しかし、わたしたちができることは、体制を整え、生徒のやる気を喚起する仕掛けを工夫し、精一杯手助けしたいと考えています。励まし続けることで、あくまで手助けです。この手助けをわたしたちは精一杯行いたいと考えていますが、自分の志望に向かって努力するのは本人です。閉じる
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Q6
Sアドバンストコースの生徒も、私立大学の指定校推薦を受けることができますか。
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回答
Sアドバンストコースの生徒は私立大学の指定校推薦を受けることはできません。今は国公立を志望しているけれど、将来、私立大学の指定校推薦を希望するかもしれないと考える人は、スタンダードで、まずは、国公立を目指してください。
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Q7
下校時等の安全について、何か対策をとっていますか。
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回答
本校は、全国大会に出場するような部も、下校時間(通常:18:00、冬季:17:30)までには完全下校を厳守させています(試合前に限り延刻届により30分延長を許可)。通常の下校時間帯(15:40から約2時間)には、巡回警務員が、通学道路一帯を巡回しています。また、朝の登校時には、教員が交代で芦屋川駅・甲南山手駅周辺で立ち番を行っています。「こども110番」(危険を感じたら指定の家や店に駆け込む)の利用許可のご協力も頂いています。
学校敷地への出入りは正門と西門(西門は登校時と必要な時のみ開門)に限られますが、開門時には、警務員が常勤しています。正門の警務員は24時間体制の勤務で、部外者のチェックを行っています。正門、西門、その他に防犯監視カメラを設置しています。閉じる
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Q8
携帯電話(スマートフォン)の指導について教えてください。
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回答
本校では、保護者の要望のもと、現在は許可制としています。しかし、校内や本校最寄り駅周辺での携帯電話使用を禁じています。校内では各自のロッカーに保管することになっています。もし携帯電話本体が見えたら、すぐに預かり、保護者に受取りに来てもらうというのが規則です。
携帯電話は、便利であると同時に中高生にとってとても危険な道具です。携帯電話を介した犯罪や、SNSでの誹謗中傷や友人間のトラブルに巻き込まれる例は、全国的な広がりを見せる深刻な課題です。本校では、ご家庭の事情で持たせる場合は、保護者の指導・監督が必要なことを訴えています。学校でも、機会あるごとに、携帯電話やスマートフォンを含めたインターネット関係のモラル指導、危険性の指導を行っています。閉じる
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Q9
生活指導や躾(しつけ)の指導は、どうなっていますか。
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回答
本校の「人間教育」は、「建学の精神/まことの人間をつくる。」「教育方針/全人教育・個性尊重・自学創造」のもと、しっかりとした大人の女性、社会のそれぞれの場で前向きに建設的に生きる女性を、育てたいと願っています(「学校の使命/建学の理念を基盤に、知性と品格を備え、人生や社会に対して前向きに取組む自立した女性を育成する。」)。そのために、「人とともに生きる力〈共存・共生・協同〉」と「自ら考え、感じ、責任をもった行動ができる力〈自主性・主体性〉」を、6年間の学校生活のあらゆる場を通じて、意識的に教育するよう努めています。本校独自の総合講座「探求」をはじめ、体育大会・文化祭などの行事、和光会(生徒会)活動や部活動も、この観点から指導しています。
生活指導や躾指導も、この観点から、厳しく行っています。社会の中でお互い気持ちよく生活するための思いやりとしての礼儀や、時と場所を心得た身の処し方は、体験的な訓練のなかで身につくものだと考えます。服装の乱れや茶髪などをはじめ、時と場所を心得ない行為は放置せず、厳しく丁寧に指導します。もちろん、これらの指導は、生徒たちの成長を期待して行うもので、必要ならたくさん叱り、励まし、6年間愛情をもって生徒たちを見守りたいと考えています。閉じる
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Q10
母親が卒業生の場合、何か特典のある入試制度はありますか。また、学費等は、他校に比べて高いのでしょうか。
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回答
本校の一般入試に、特典のある入試制度は一切ありません。(別途、甲南小学校推薦入試があります。)
また、必要な経費は、「生徒募集要項」の「入学金・学費」の欄に記載しています。近隣の他校とほぼ同じだと思います。閉じる
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Q11
奨学金等の制度はありますか。
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回答
あります。公的な奨学金や学費減免制度の案内はもちろん、本学園独自の奨学金制度もあります。本学園独自の奨学金制度は、主として、入学後想定外に起こった経済的困窮を、給付・貸与の条件としています。この制度は大いに活用して頂きたいのですが、あくまで緊急避難的な補助的なものです。公的な奨学金や学費減免制度と違って、継続的な在学経費負担の一部として考えられるものではありません。なお、「特待生」のような制度も一切ありません。
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