校歌(第一、第二)

「伝統」と「創造」を象徴する2つの校歌

本校には第一校歌、第二校歌、と2つの校歌があります。


  • 甲南女子は90余年にわたるすばらしい伝統を大切に守りながら、
    夢を追い続けるあなたの未来を創造する学校です。
    その象徴といえるのが校歌。
    本校の校訓を表しており、儀式のときに必ず歌う「第一校歌」。
    生徒から募り、毎年変わる「第二校歌」。 全校集会等で歌われます。
    時代の推移をも反映する第二校歌は甲南女子の歴史であり、
    生徒が甲南女子の伝統を作り上げる担い手となります。
    この2つの校歌は「伝統と創造」を重んじる甲南女子のシンボルです。

変わることのない校訓の
精神がこめられた第一校歌

第一校歌
作詞 明治天皇(御製一首)照憲皇太后(御製三首)
作曲 信時 潔

めにみえぬ かみの心に通うこそ
ひとの心の まことなりけれ

かへりみて 心に問はは見ゆへきを
正しき道に 何まよふらむ

朝夕の しはの烟もたてかねて
なけきこるらむ 宿をこそ思へ

人心 かからましかは白玉の
ま玉は火にも やかれさりけり

生徒の作詞・作曲によって
毎年変わっていく第二校歌。

2017年度作
作詞 西園寺 可蓮
作曲 浅妻 菜々子

一、
白い波 光をあびて
蒼い未来 あまたの道
友といま 夢を抱いて
人の正しさ 誇りを学ぶ
かおる風 目をとじて
進んでみよう 思いを胸に
歩もう 優しく しなやかに

二、
暁の 風をきって
見えぬ思い 幾多のまよい
心の鏡 のぞいてみたら
人の優しさ 強さを学ぶ
溢るる希望 目をあけて
つかんでみよう 勇気を出して
進もう 変わらず 輝いて

第二校歌を作詞・作曲して

作詞インタビュー 西園寺 加蓮

 この度、第二校歌の作詞者に選出された事は、甲南女子での数々の思い出の締めくくりとして、とても素敵な出来事でした。詩を書くにあたり、固定概念は持たず、ただただ私が6年間過ごし、感じたことを文字にしました。
 入学時、甲南女子には代々、生徒により一年ごとに更新される第二校歌という伝統がある事を知り、とても素晴らしいスタイルだと思った事を覚えています。そして、最終学年になった私が、七十回生第二校歌の作詞をすることになり、嬉しく思いました。
 詩を書くことを通して思った事は、素晴らしい先生方、そして友人や先輩後輩、家族、私にかかわる全ての人や環境の中で、感じ学ぶ事が出来、今の私がある事への感謝の気持ちを実感する貴重な時間になりました。詩を書いてみて、私の中での作詞は単に歌詞を書く事にとどまらず、思いを巡らせ、その中から大切な事に気付く事が出来る燐たる時間だと思いました。
 最後になりましたが、このような素敵な思い出となる時間を過ごす機会を下さった先生方ありがとうございました。

作曲インタビュー 浅妻 菜々子

 私は今回、第二校歌を作曲することが出来てとても嬉しいです。なぜなら、それは第二校歌が生徒によって作られるということを、私が知った時からの夢だったからです。
 まず、初めての西園寺さんの歌詞を見た時、今までの歌詞とは違うと感じました。今までの校歌には「校舎」「丘」「緑」などの写実的な表現が多かったのですが、彼女の歌詞にはそういったものより、校風や雰囲気といった内面的なものがより多く表現されていました。また、かつての歌詞には明るさ、元気さ、力強さなどを感じるものが多かった中で、今年の歌詞は上品さや優美さ、女性らしさを感じるものだったので、感性が豊かで変化を恐れない彼女らしい歌詞だと思いました。
 私はそんな彼女の歌詞を見て、すぐに曲のイメージが思い浮かんだのですが、歌を作るというのは想像以上に難しいことでした。私は幼い頃からピアノを習っていて、作曲の経験もあったので、少しは自信があったのですが、文字の数に合わせて音を作るということは初めての経験だったので思っていたより時間のかかる作業でした。皆さんが歌いやすいように、音程の掴みやすい調性にしたり、音の繋がりを重視したりすることにも気を配りました。サビはイメージ通りのものがすぐに作ることが出来たので、そこに向けて前半からどうつなげて盛り上げていくかに力を入れました。
 作曲者として伝えたい第二校歌のポイントは、従来の校歌にない柔らかさがあること、コード進行をお洒落にして伴奏に動きをつけたこと、そしてサビの曲調に少し変化を加えたことです。歌詞の世界観を最大限に引き出すために、六年間で育んだ想いを音で表現し、曲を作り上げることが出来ました。
 私は、詩と音を融合させるという心が躍るような経験が出来て、本当に良かったです。豊かな個性と優しさを持ち合わせた七十回生らしさが詰まった一曲が完成したと思うので皆さんに愛される曲になってほしいと思います。

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