目標設定および学校評価書

2015年度の学校重点目標・具体的な取り組み

本校教育理念 建学の理念「まことの人間をつくる」を基盤に、知性と品格を備え、人生や社会に対して前向きに取り組む自立した女性を育成する。
2015年度
重点目標
①生徒の「自立」を育み、「強さ」を育てる指導を充実する。
②入学者の定員を確保する。
③ これからの時代の新しい教育課程・授業形態についての研究を進める。
④大学入試改革についての研究を進める。
⑤学校施設についての検討を進める。
2015年度の
具体的な
取り組み
①学校行事、生徒会活動、部活動を通し、「自立」と「強さ」を育む。
②説明会参加者数・受験者数を増やす。
③教育課程および大学入試改革研究・検討委員会を設置し、教育課程および大学入試改革についての研究および教職員への情報提供を行う。
④生徒の学力・教員の授業力向上に努める。
⑤進路実績を向上させる。
⑥総合学習の充実を図る。
⑦心身の健康に問題をもつ生徒の早期発見に努め、支援が必要な生徒の対応に努める。
⑧甲南女子のマナーを確立し、気持ちよく過ごせる学校環境をつくる。
⑨施設等検討委員会を設置し、食堂・グラウンドの改修・運営を検討する。

2015年度の各分掌・学年・教科の重点目標・具体的方策

重点目標具体的方策自己評価
達成状況今後の方策
学校経営
入試広報
入学定員の
確保と
教員確保
A入試1次の出願者を170名以上、入学手続き者200名以上、入学者185名以上を確保する。 A入試1次出願者170名、入学手続き者204名で目標は達成した。しかし、入学者は184名で目標を下回った。 A入試1次の出願者を170名以上、入学手続き者を205名以上確保し、入学者を185名以上にする。
塾訪問を東播地区、北摂地区へ拡げ、阪神地区以外への広報活動を強化する。 学校および行事紹介のリーレットを作成し、北摂地区から東播地区まで主要な塾にリーフレットを配布した。配布時期も春だけではなく秋にも行った結果、大学進学実績の効果とも相まって、春の文化祭では過去最高の5,000人、11月の説明会では前年とほぼ同数の750人の来場者数を獲得した。 通学可能圏と考えられる地区の塾への訪問、説明会への参加などの広報活動を強化する。
とくに女子の共学志向が強まるのに対して、女子校の魅力を伝えていく。
今年度も教員採用説明会を2回実施し、採用応募者を各教科10名以上確保、より力のある教員の採用を図る。 予定通り2回の教員採用説明会を実施し、合計125名の参加者で昨年度を50名近く上回った。また,常勤講師の採用応募者は各教科で14名以上、合計で106名と増え、力をもつ教員の採用につながった。 次年度は、国語科、社会科、理科、技術・家庭科で採用試験を行う予定であり、引き続き採用説明会を2回実施し、採用応募者を各教科で10名以上確保し、これからの甲南女子の教育を担う人材確保に努める。
教務部 教育内容の充実・精選 新大学入試制度の進行状況やアクティブラーニングなどの学びの形態について研究し、必要に応じて教育課程の見直しを行う。 様々な研修会、実践講座に参加し、情報収集を行った。また、希望者対象には授業アンケートを実施した。 情報収集したものを全教員と共有し、順次実践に入る。また、来年度より全教員対象に授業アンケートを実施する。
授業力向上への取り組み授業観察や授業アンケートの実施。
生徒指導部 落ち着いた学校生活の確立 A【美化・清掃】の強化。
B【走らない学校/走らせない指導】を目標としたマナー教育の充実。
C【生徒会】学校行事の主体を生徒の手に戻す指導。
D【いじめ問題】に関する啓発活動。
E【ネット関連の問題行動】に対する指導強化。
F【心身に問題を抱えている生徒】に関する情報の共有。
A 美化委員会によるチェック体制始動。
B【走ってはいけません】の励行。
C「KGF」行事の改革を生徒に主体的に行わせた。
D いじめアンケート・教員研修会の実施。
E 情報モラル研修会各学期実施。
F 非常勤講師対象生徒連絡会の実施
A 特にトイレ掃除を強化する。
B 指導を継続
C【挨拶指導】の強化
D 活動を継続
E 指導継続に加えて、スクールガーディアンの活用
F 活動を継続
進路指導部 進路関係情報の円滑な伝達と共有 ●各学年ごとの進路指導の充実。
●進路指導室の利用促進。
●模試分析の充実。
高3学年に関しての進路指導は充実できたが、他学年へのはたらきかけや情報共有については課題が残った。
進路指導室は設備、内容の充実を図った結果、格段に利用する生徒が増加した。
模試分析についての取り組みは回数・内容とも昨年度と同程度にとどまり、課題が残った。
模試分析や進路情報を高校3年生以外の学年とも共有する機会を増やし、担任と進路指導部が協力して充実させる。
模試分析はまず回数の増加,および分析方法に変化をつけ、学年、教科が有益に利用できるものとする。
新大学入試への対応の検討 ●新大学入試情報の収集と検討 情報収集は十分できた。情報共有や今後の対策の検討が次の課題になる。 新大学入試に関しての情報を教員間での共有のため、説明会や文書で示す。それらを元に教員間での議論を深め、対応策を探る。
総務部 学校理念に基づいた教育環境の充実と提供 式典・講堂朝礼等が教育理念に基づいたものであるようにする。
芸術鑑賞・講演会・KGF等の行事の充実。
教員研修の充実を図る。
創立100周年に向けての準備。
式典・講堂朝礼・講演会等において、その都度機会を生かし教育理念に基づき指導した。
100周年に向けて資料室の整備をしている。
昨年度の方策に加え、エントランスの表彰棚、陳列棚の活用。
100周年に向けての準備を具体的に行う。
Sアドコース 国公立大学の合格実績の向上(難関大から地方大まで) 教員の教科力、進路指導力の向上。 中学、高校に分け、Sアド担任会を毎学期実施し学年との連携を図った。
Sアド保護者会において、外部の講師を招き国公立大学進学に向けた進路情報を発信した。
3年間の卒業生の進路実績を分析し、カリキュラム見直しの検討を行う。
各教科との連携のためのSアド教科長会を実施する。
スタンダードコースとの交流などクラス編成も含めた抜本的改革を検討する。
各教科でシラバス作成と、教材、補習、課題などの検討と調整。
生徒、保護者に対しての国公立大学進学に向けた意識付け。
Sアドの縦の連携強化のためのSアド担任会の定期的実施。
人権教育 人権感覚を持った生徒と教師の支援・育成 人権映画鑑賞や人権作文集などの活動を通して、HR・道徳、総合的な学習の時間、授業と積極的に連携し、人間関係や社会について考える機会を持つ。 人権映画鑑賞(中学生『少女は自転車に乗って』、高校生『チョコレートドーナツ』)実施、人権作文集『ここよりともに』発行。今年度は卒業生の原稿も同冊子に掲載。 来年度も実施。人権作文集には今後も卒業生の原稿を掲載予定。
人権・人権学習に関連する様々な情報提供を行う。
学校外の方、卒業生と出会う機会を積極的につくる。
人権に関連した学習や暴力(いじめ・ハラスメント)相談等を通して、防止に努める。 生徒指導部の実施したいじめアンケートの作成過程に関わった。先生方の個々の相談にのることもあった。 今後も生徒指導部と連携をとっていじめ防止に向けた活動を行う。ハラスメント等については、研修の実施や情報提供等に努めたい。
生徒主体のいじめ防止対策を企画する。
環境教育 三学園関係行事への参加 三学園交流行事への参加人数の維持と、生徒のより主体的な行動を促す。 例年と同程度の参加人数を確保できた。 参加募集の方法などを検討する。
情報教育 教育設備IT機器の整備 教職員のPC買い替え。
CAI教室先生機の整備。
PCの買い替え、先生機の整備は、計画通り行った。 アクティブラーニングの授業形態を考え、IT機器の整備を検討する。様々な活動での、活用を目指したい。
情報教育の推進 他教科や学年との連携により、生きた情報活用能力を身につける。 CAI教室、マルチメディア教室、PC教室等、ICT機器のある教室を探求や総合学習で頻繁に活用し、情報活用能力が向上した。
総合 主体的かつ積極的に学び、より良い解決方法を探る前向きな姿勢の育成を図る グループワークおよびプレゼンテーションの機会をもつ。
外部の人からの話を聴く機会をもつ。
講座の在り方が生徒の状況に合っているかどうかを再検討する。
グループワークおよびプレゼンテーションは例年以上に充実したものとなり、堂々とした発表ができるようになった。講座の在り方として6講座(美的環境と芸術の新設)を検討したが、経営資源としての人員配置の観点から難しいとの判断であった。 大学入試改革を見据え、これまで行ってきたアクティブラーニングの要素を踏まえつつも、より内容の深みをもたせるべく、現行の5講座だけにこだわることなく、教員一人ひとりの経験や専門性を発揮できる形を模索したい。また、外部講師の招聘も視野に入れたい。
国際教育 新しく始まる交換留学制度を含め、内容の充実を図る 保護者の協力も得ながら、留学生の送り出し、受入れを通して、双方の生徒の成長に貢献できる具体的な取り組みを続ける。 長期の留学生の受け入れ、短期のグル―プでの受け入れ等、スムーズに行われた。 留学生の受け入れについては日本語指導の充実を図りたい。送り出しについては十分な準備の上、充実した留学生活を送ることができるようにサポートしていきたい。
保健室 アレルギー疾患をもつ生徒への支援・校内体制の充実を図る。 アレルギーを持つ生徒について学校生活の中で発達段階に応じ、自分でも安全が確保できるように、教員・保護者・主治医と連携をとりながら支援体制を整える。 アナフィラキシーショックになる可能性のある生徒に関して、救急体制の体系を確立し、校内体制を見直すことができた。宿泊研修、家庭科の調理実習など、アレルギーがある生徒に関連する行事の前にアレルギー調査をし、学年や教科の先生方と連絡をとりあった。それにより行事の前に、どのようなことに気を付ける必要があるか、それが何につながるのか生徒にも説明をする機会を設けることができた。 宿泊行事の際、アレルギーの情報を早めに保護者にフィードバックできるようにし、生徒自身にも自分のこととしてとらえることができるような機会を設定すること。
宿泊研修でのアレルギーの事故、ヒヤリハットが少なくなるようにマニュアル化する。
アナフィラキシーに対する校内体制の見直しを図る。
心身に問題を抱える生徒についての理解と支援に努める 保健室来室記録や健康相談記録に基づき、本人の抱えている問題について経過を把握する。 記録の充実を図ることで、経過的に本人の抱えている問題を把握することができ、必要な配慮に関しては周知しやすくなった。
リーフレットの作成はできなかったが、個別で必要に応じた保健指導ができた。
生活習慣の乱れによる体調不良者に関して、個別指導の徹底。母数が多い場合は集団指導へ切り替えることへの検討。
生活習慣の乱れからくる心身の不調を訴える生徒に問題意識の自覚が芽生えるようリーフレットを作成し、日々の来室者への保健指導の徹底。
事務室 事業計画に沿ったPDCAサイクルの実行および中高収支改善の推進 中高収支改善を推進する。 順次改善を進めることができた。 引き続き改善に取り組み、環境整備と教育力の向上を支援する。
「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)」や「見える化」を意識した課題設定とPDCAサイクルの実行。 業務内容を整理し、課題解決に取り組むことができた。 引き続き5Sと可視化に取り組み、PDCAサイクルを実行する。
中学1年 基本的な生活・学習習慣の確立 1か月に1度担任が手帳の指導を行い、生活習慣の確立を目指す。 手帳の指導が十分に行うことが出来なかった。考査後の振り返り指導を行うことはできたが、学習習慣の確立までにはもう少し時間が必要。 今後は定期的な手帳の指導により、生活習慣、学習習慣を確立し、各々が自主的・主体的に行動できるようつなげていきたい。
学習手帳、考査後の振り返りシートの指導および、学期ごとの個人面談により、個々にあった学習習慣を身に付けさせる。
中学2年 学習習慣の確立と心身の成長の支援 学習習慣の確立に向けて、今年度は特に提出物の徹底を促す。 注意喚起や再提出等の機会を重視し、提出率が向上した。 自主的に家庭学習に取り組み、提出できるようさらに工夫していきたい。
総合学習(平和)、道徳・HRなど学年の活動を通じて、主体的に取り組む姿勢を育む。 授業・道徳・HRだけでなく、研修旅行や発表会等において多くの委員が活躍するなど、生徒が積極的に活動する機会を持つことができた。 今後も自主性の育成に努める。生徒が思考を深める機会を大切にしていきたい。
中学3年 自立した生徒の育成とキャリア意識の向上を図る 自ら考え行動できる生徒を育てるために、学級・学年自治活動を充実させる。 多くの生徒に企画・運営する機会を与え、充実した活動ができた。 次年度の和光会につなげていくためにも、リーダーとしての高い意識を持った生徒を多く育てる。
保育実習や職業体験学習などを通じて、将来の職業に対する意識付けを行い、文理選択や進路目標の導入につなげる。 保護者による職業講話、調べ学習、進路講演会などを通して、職業について知る機会を多く作った。 職業や学部について知ったことを、日々の学習に結びつけることによって、より高い目標の実現につなげていく。
高校1年 ①進路目標の確立
②自分の行動に責任をもてる人を目指す
①文理選択を踏まえ、将来の目標のために、情報を受け身で得るのではなく、オープンキャンパス等を利用して、何をすべきかを自分で積極的に動くことで、明確にしていく。
②探求・HR活動等を通じて、来年度の中心学年としての自分の考えで行動していく力を養う。
①1学期に進路HRを多く設定し、段階的に進路意識を高めるような設定を行ったことが、模試の結果に反映した。
②2学期のHRでの小論文指導、探求での発表(個人・グループ)を通じて、自分をどのように伝えるかを実感できた。
高1での経験を踏まえて、中心学年として具体的な目標設定を行い、様々な活動を通して実行できる力をつけていく。
高校2年 「自立」への一歩を踏み出す~自分の頭で考え、行動する人を目指す 以下のような様々な場面でよく考え、方策を立て、実行する。
・授業選択
・部活動(幹部として)
・和光会活動
・修学旅行等学校行事
それぞれが与えられた場面でしっかり考えるよう意識して指導、生徒たちにも浸透した。 さらに高度な判断力を身につけることを目標に掲げる。
高校3年 進路実現 進路実現に向けて、学力の向上を図る。 保護者会や個人面談を数多く行い、生徒たちの進路実現をサポートした。 センター試験での得点率のアップを図る。 新課程における各教科の完成時期、バランスを整えた学習方法を考える。
18歳選挙権が実施されるのを機に、政治に関心を持たせる取り組みを行う。 LHRを利用し、政治に関心を持たせることを目的とし、模擬選挙を行った。 2016年度より、実際に18歳選挙権が実施されるので、より充実した取り組みを図る。
学校関係者による意見
(2016年5月の甲南女子学園評議員会に提出)
各項目について本学園の評議委員に提示し意見を求めたが特に意見が出ず、了承された。

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