目標設定および学校評価書

2019年度の学校重点目標・具体的な取り組み

本校教育理念 建学の理念「まことの人間をつくる」を基盤に、知性と品格を備え、人生や社会に対して前向きに取り組む自立した女性を育成する。
2019年度の 重点目標 ①「子どもが行きたい、親が行かせたい学校づくり」(共感を得る6年間のストーリーづくり)
②「学びと創造の追求」(生徒・教員ともに主体的に「学ぶ」場としての学校づくり)
③PDCAサイクルを意識した授業計画や校務運営計画などの策定
④教科会の機能の強化・充実
⑤大学入試改革、新教育課程に沿った教科指導、進路指導、教育課程編成の策定と実施
⑥学校施設の安全確保・環境整備および旧施設の活用の検討
2019年度の 具体的な 取組 ①教育理念(生徒につけさせたい力、目指す生徒像)を全教員が共有し、その実現に向けた各教科、各部署の「甲南メソッド」を策定する。
②本校のアイデンティティーを基盤にしながら、コースのブランディングも意識した新教育課程(中学2021年度・高校2022年度)の編成について、具体案の作成を進める。
③「総合学習」(2021年度中学)、「総合探究」(2022年度高校)の実施方針を確定し、具体的な内容検討への準備を進める。
④教育・学習活動におけるICT活用を積極的進め、その事例や教材などを共有しながら各自の授業力向上を目指す。そのため教員・生徒のタブレット導入を積極的に進める。
⑤低学年での学習(方法)指導、高学年での進路指導を充実させるため、進路指導部、教科会、学年の連携を強化する。
⑥生徒の活動全般に目標設定と振り返り(ポートフォリオ作成)を意識させ、「JAPAN e-Portfolio」への円滑な接続を図る。記録にあたってはICT機器の活用を進める。
⑦「アサーション・トレーニング」※注1(中学1・2年)を新規に企画・実施する。
⑧心身の健康に問題をもつ生徒の早期発見に努め、支援が必要な生徒の対応に努める。
⑨甲南女子のマナーを確立し、気持ちよく過ごせる学校環境をつくる。
⑩グラウンド人工芝化の完成、各施設の整備・運営方法を検討し、実行・実施を目指す。

2019年度の各分掌・学年・教科の重点目標・具体的方策

重点目標 具体的方策 自己評価
達成状況 今後の方策
学校経営 ①時代に応じた「建学の精神・教育方針」の解釈と、具体的方策の周知と実施 ②入学定員の確保(入学者185名以上) ③在籍生徒数の維持 ④教員の向上心の醸成と研修 ⑤教員の確保 ①自立へのスタートとして、中学生に「アサーション・トレーニング」※注1を導入し、自己の理解とグループワークにおける尊重・対話の姿勢を育成する。 ②日程・コース設定、日程別の人数配分を検討する。 ③教員間の情報共有により、平素の指導や教育相談を充実させる。また、定員補充のため転入考査を実施する。 ④ワークスタイルに応じたWeb配信型の教員研修システムを導入する。 ⑤広く人材を求めるため、業者主催の教員採用合同説明会に参加する。 ①スクールカウンセラー監修の元、委員会と学年団が協力し、1・2年生のプログラムを企画・実施した。「生徒がつくる・つながるツール」としてのタブレット導入を決定した。 ②達成(入学者191名) ③中学進級時2名、高校進学時8名、高校進級時5名の減少(昨年と同数)。教育相談は適正であり、生徒本位の指導が行われている。なお、転入学は新中学3年に1名。 ④Web研修システムを導入するが、時間配分が自由な分、研修量に個人差が見られた。 ⑤教員採用合同説明会に参加。採用計画通りの実施に加え、計画外の募集も生じ、年度末はタイトなスケジュールとなった。 ①「アサーション」※注1については中学3学年のプログラムの完成、基礎期・充実期の「総合学習・探究」の具体案の完成を目指す。タブレット活用については実践本位の研修を目指す。 ②統一入試日の受験教科数(3科・4科)、英検等の資格加点を検討する。 ③引き続き平素の指導および教育相談を継続する。 ④研修内容に共通テーマを設定したり、オフライン全体会を開催したりの工夫をする。 ⑤募集情報の周知に努め、選考時期の早期化と選考方法の見直しを検討する。
入試広報 テーマ:創立100周年に向け、「本校の教育理念と教育方針をさらに深め、新たな時代を見据えた教育を実現する」 ①説明会の充実 ②HPなどの情報発信 ③100周年記念実行委員会の企画・運営 ①現在の学校生活がより具体的に伝わるように工夫する。少人数の説明会も、参加者のニーズに合わせた内容にする。 ②見やすく、わかりやすく、情報発信のスピード化。Webメディアの活用。現在の広告掲載方法の見直し。 ③活発に実行委員会を開く。グッズ作成にとどまらず、100周年を支える存在となれるよう、メンバーのつながりを深める。 ①塾対象説明会を校内で行う。学校説明会で生徒の発表を増やすなど、学校生活がよりリアルに伝わるよう工夫した。 ②HPに関しては、発信のスピード化に努めたが、より見やすく、わかりやすい工夫が必要。 ③『つながる』冊子第2号とエコバッグの作成。 ①規模の小さい校内説明会を増やす。 ②HPの工夫とWebメディアを活用する。 ③100周年に向けた取り組みの集大成となるよう、全校生を巻き込んだ活動を企画する。
教務部 「カリキュラムマネジメント」の確立 ①新指導要領および大学入試共通テストを見据え、かつ本校らしさのある授業内容・試験・カリキュラム編成を行う。 ②上記内容実現のためにも授業アンケート・授業見学等を通して、授業力向上を目指す。 ①新指導要領ならびに共通テスト実施によりどのような取り組みが求められるかについて各教科で研究を進めた。 ②授業アンケートを実施し授業力向上に努めるとともに、より有用なものになるよう実施方法を見直した。 ①2020年度中に、新学習指導要領を踏まえた本校らしい学びのあり方に沿ったカリキュラムを策定する。 ②タブレット導入に伴い、授業アンケートをより授業力向上に役立つものにする。
生徒指導部 「甲南女子の歴史は私たちが創る」を標語に、学園創立100周年へ向けた生徒の自立心向上に努める。 生徒会活動をとおして、本校の歴史と伝統を自らが担う意識を高める企画を実施していく。 校内においては、担任団との協働により学習面および生活面の規律を維持できている。 校外においては、通学時のマナーおよび見守り指導をさらに強化する必要がある。 学校行事においては、年度末に次年度文化祭の準備が社会情勢により中断されることとなった。 本校の歴史と伝統を学び、生徒自らがその担い手となることを実感できる企画を検討していく。社会情勢を踏まえ、従来の学校行事の枠にこだわらず、少人数で活動した成果を全校で共有できる体制を整える。
進路指導部 ①基礎期における学習習慣の確立を目指す。 ②充実期における「キャリア教育」の充実をはかる。 ③「大学入試改革」への対応の充実をはかる。 ①「手帳」を有効に利用し、自律した学習習慣を身につけるよう指導する。 ②大学や外部機関と連携し、体験プログラムを企画し生徒の参加を促す。 ③新学習指導要領に向けた教育内容・方法などの研究を促進する。国公立大学推薦入試、AO入試に関する情報の収集と分析を行う。 ①常に「手帳」を携帯し、時間管理ができるようになった。 ②中学3年生を対象とする甲南女子大理学療法学科による出張授業や看護学科による衛生講話を実施。読売教育ネットワーク「早期医療体験プログラム」に高校2年生が参加。 ③中学3年から高校2年の保護者対象に外部講師による講演会を実施。 新学習指導要領を踏まえて、2020年度自由選択授業に「表現」をテーマに新しい講座開講を決定。 ①学力推移調査の学習習慣を分析し、個別の状況把握と指導に生かす。 ②ICTを活用して、外部機関が実施する体験プログラムを生徒・保護者に周知し、参加を促す。 ③定期考査の出題方法、評価方法の見直しを促進する。
総務部 ①100周年に向けて準備 ②育友会活動の見直し ①資料室の整備や記念誌編纂、卒業生企画準備等、100周年に向けた準備を、担当教頭と連携を取り合いながら行う。 ②年々、育友会役員、学年委員の委嘱が難しくなっていることを踏まえ、副会長が進めている育友会活動の見直しに協力し、効率的な運営方法を模索する。 ①100周年行事は企画会社との打合せの上、生徒企画のVTR作成などを計画、2020年度に継続して作成予定 地域別懇親会の会場を整理して会場数を減らした。文化祭バザー(わかば)についても、一部手作り品の委託を増やして孤立化を図る予定であった。(文化祭中止に伴い繰り延べ) ①学園・各部署とも連携して、関連行事の準備・実施が円滑にできるようにする。 ②副会長など育友会役員とともに、年間活動の見直しに協力するとともに、効率的な運営方法を検討する。
人権教育 ①人権感覚を持った生徒と教師の支援・育成 ②インクルーシブ教育の推進 ③アサーション※注1の実施と拡充 ①映画鑑賞や作文集などの活動を通し、また、道徳・HRや総合的な学習の時間などと連携し、人権感覚を磨く。 ②保健室・学校カウンセラーと連携し、発達障がい支援の情報提供・支援体制の設計に努める。 ③学校カウンセラーと共に、アサーション※注1の活動を企画・実施する。 ①中学生は『wonder』、高校生は『子どもが教えてくれたこと』を鑑賞した。その感想文等を掲載した、人権作文集「ここから ともに」を今年度も発行できた。 ②教育相談委員会と連携して情報共有を図り、関連図書を購入した。 ③中1・中2学年に、各学期に1回ずつアサーション※注1活動を実施できた。 ①映画鑑賞や作文は、本校の人権教育上大事な機会となっている。今後も学年や担当の先生方と連携してさらなる充実を図りたい。 ②教育相談委員会等と連携して、インクルーシブ教育をさらに実践的に推進していきたい。 ③多忙な学年・カウンセラーの先生方の多大なご尽力によって、2学年にわたって実施できた。今後実施学年が増えるにあたって、打合せや実施に工夫が必要である。
環境教育 現在行われている三学園合同の環境学習の実施の周知及び、本校生徒の積極的・自発的参加を目指す。また、貴重な学びの場であることを意識させる。 ①和光会、IGCE委員に自分たちの役割と、本プロジェクトの意義を理解させることで、周囲を巻き込んでの活動を促すとともに、学習意欲を持った参加者を募る。 ②参加生徒を幅広くするため、広報活動を工夫する。 環境学習の実施について、講堂朝礼、HRなどを通して、幅広く周知してもらえるよう広報活動を行ったが、特に下級生の参加が少なかったのは反省点である。 大変有意義な行事であることの意義を、生徒から発信できる機会を設け、また上級生が下級生に対して学びの導きができるような機会にしていきたい。
ICT 教科や生徒・教員に限らず、様々な場面を通して情報機器を効果的に扱うことで、学習活動を効果的に行えるようにする。 ①情報のクラウド化やペーパレス化を進める。そのために教員間での情報交換を盛んにすることで、一部教員・教科でのみで終わらせるのではなく、全校的に人を巻き込んだ動きとして進める。 ②タブレットのテスト機の導入を通して次年度以降の生徒1人一台所有のプランを確定させる。 生徒1人1台タブレット所有が決定し、本校の教育のICT化が大きく進んだ。またその前段階の準備として、教員に1人1台所有を実現し、次年度へ向けての教員研修を繰り返し、技術面・意識面ともに大いに前進した。 環境面での整備だけでなく、ICTを有効に活用した教育の実践のために、教育内容としてのコンテンツの充実を図る。また本年も教員研修を盛んに行い、効果的なICT機器の活用を図る。
総合学習 本校ならではの自学創造教育(主体的で深い学び)のためのカリキュラム整備、企画と実施 ①これまでの蓄積を活かし、積極的に新しい試みも進めて、本校ならではの「総合学習」を創る。 ②学外と連携した協働学習をさらに推進し、対話的学びを促進する。 ③授業内容の充実を図り、資料や活動機会を確保する。 ①総合学習検討委員会が発足し、今後の学びについて新しい企画を提案した。 ②研修旅行や一日研修などを通して、多くの人と出会い、学びを深めることができた。 ③先生方・生徒の創意工夫で、今年度も充実した発表の機会を持つことができた。 ①総合学習検討委員会の活動を継続し、本校ならではの総合学習の企画に努める。 ②社会情勢上、直接人と会うことが難しい状況が続くことが予想されるが、出会いの機会を工夫して、他者との交流の中で自己を深める学びを今年度も用意したい。 ③授業内容の更なる充実を図り、学内・学外への発表の機会を増やしたい。
国際教育 協定校との交換留学制度の充実・内容検討 短期・中期・長期留学の送り出しや受入れを通じ、留学生のみならず、甲南生全体の国際交流の場となるよう、ホストファミリーの促進にも力を入れる。 ①協定校派遣は新規にシンガポール・韓国を加え、長期英国、中期オーストラリアの4か国へ派遣。 ②夏期短期語学研修を2種(カナダとシンガポール)。 ③受け入れ留学生は、シンガポール19名、オーストラリア30名の2団体、その他中・短期留学生を米国(2回)・韓国・オーストラリアからそれぞれ3名・2名・2名受け入れ年間を通じ多々交流の場を持った。 協定校の種類は多々あるが、生徒の現状に合致し需要のある形で交換できることを目指す。ドイツ協定校とは2020年度、中期に改変したが、派遣希望生は互い無し。数ある短・中・長期全ての留学の中身を随時精査、見直していく。
保健室 心身の配慮のいる生徒に関する効果的な方法について考える。 ①心身の配慮のいる生徒の情報を共有する。変更があれば、その都度更新し、必要事項を把握できるようにする。 ②保健室とカウンセリングルームと部屋が分かれているため、カウンセラー・TAと連携をとり生徒にとって効果的な生活が送れるようにする。 ③健康診断の事後措置に関する効果的な処理方法についての検討を行う。 ①教育相談委員会にて情報共有し、委員のメンバーと学年内では共通理解を得ることができたが、年度途中の更新については学年外の教科担当の教員まで情報共有の幅を広げる必要があった。 ②部屋が変わるので保健室登校生徒にとっては気分転換にもなり、本音を話す場面もあり効果的であった。 ③健康診断結果のデータ出力や一覧表の作成等シームスのシステムを整備することができた。 ①心身の健康上配慮のいる生徒の年度途中の更新情報を教科担当まで広げて共通理解をはかる方法を検討する。個別の支援計画を立てる。 ②スクールカウンセリングの予約件数の増加に伴い教員との情報共有がとりにくくなっているため、情報共有の方法について検討する。 ③2019年度に整備したシステムを利用して、健康診断の結果を正確に速やかに配布できるように工夫する。
事務室 ①働き方改革への取り組みとして、長時間労働を改善し余裕のある職場環境を作るための提案と実行。 ②縦割り日常業務の可視化、業務配分の整理、作業効率化を図る。 多様化した雇用形態の中で相乗効果を生む組織を作る。 ③教職協働を目指す ①入試広報活動の支援 ②教育環境の整備と現状の施設の効果的な改修 ③少数精鋭の人事計画 ④ICT化の推進支援 ⑤各部門間の情報共有 ⑥業務用グループウエアを利用したスケジュール、勤怠管理、決済業務と書類、資料の削減 ⑦100周年事業の推進 具体的方策の①②④⑤学園との連携をとり業者との調整、各部門の予算計画に準じて実施。 ③経理、図書系新システム導入を開始、業務効率をUP。 ⑥勤怠管理を軌道にのせ、初期段階の管理を完了 ⑦年度内の事業準備をすべて完了。 さらなる働き方改革にむけて、教員・職員ともに作業効率をあげる工夫を進める。ICT化へと急激に変化する中、予算執行の最適を見極め、対応できるサポート体制を構築する。学校全体としての危機管理体制を強化する。
中学1年 ①基本的な生活習慣・学習習慣を確立させる。 ②新しい友人との理解を深め、交友をはかる。 ①手帳を活用し、セルフマネジメントができるようにする。 ②アサーション・トレーニング※注1を通して、自他を尊重する考え方を身につける。 ①手帳を積極的に活用し、意識と行動の変化が見られるようになった。 ②アサーション・トレーニング※注1や道徳の授業を通して、自他を大切にするような意識づけができた。 ①手帳の活用を継続させ、きちんとした生活習慣と学習習慣を継続させる。 ②学年目標の『つながる』のもと、自他を尊重する姿勢をもって友人との理解をさらに深める。
中学2年 ①手帳の活用を継続し、学習習慣を確立させる。 ②『平和学習』を通して、様々な力を培う。 ①手帳を活用し、計画する力を身につけ、学習習慣を確立させる。 ②講話、調べ学習、発表などを通して、表現力・判断力、及び、人権意識や道徳観を育む。 道徳、平和学習などを通して、相手のことを考えて自分の想いを伝えることの大切さを学び、他者を思いやる心を育むことができた。 学習面では、模試などを通してPDCAサイクルを意識した取り組みができた。 中学最高学年としての自覚を持たせる。 高校進学に向けて基礎学力の定着、学習意欲を向上させる。
中学3年 ①高校進学に向けての学習習慣の確立。 ②進路実現、新大学入試制度に向けた準備。 ①定期考査や模試の振り返りを徹底し、学習状況を検証・分析し、新大学入試制度に対応する基礎学力を養う。 ②「保育実習」や「キャリアガイダンス」を通して、仕事や社会について学び、視野を広げる。 ①手帳・計画表・振り返りシートを活用し、自己分析できる力を養えた。 ②「保育実習」や「キャリアガイダンス」を通して、自身の進路の実現に向けて、意欲を深めることができた。 ・探求・和光会活動を通して、高校生としての自覚を持たせる。 ・e-Portfolioの徹底を図り、具体的な進路目標を考えさせ、学習意欲の向上につなげる。
高校1年 ①高校生としての自覚を養うとともに、主体的に行動できる姿勢を育成する。 ②進路意識を持ち、積極的な情報収集と計画的に学習する力をつけさせる。 ①探求・和光会・クラス活動を通して協調と自律を育み、達成感や喜びを共有する。 ②夢ナビプログラムや大学模擬授業ほかさまざまな進路情報を活用し、進路に対しての視野を広げるとともにe-Portfolioの徹底を図る。 ①探求の授業を通して、さまざまな課題解決のスキルを磨くとともに、自ら考え、表現する力を養うことができた。また、部活動や行事をとおして高校生としての自覚が備わった。 ②夢ナビをはじめ、医師会や大学の各種体験講座など種々の情報提供により、個々の適性や興味・関心が高められ、志望する文理選択につなげられた。 ①和光会活動をはじめ学校の中心的な役割を担う学年として、自覚と責任を果たさせる。 ②高1での進路選択を踏まえ、オープンキャンパスや進路HRでの情報収集等を通して個々の学問や職業分野を明確にして進路実現につなげさせる。
高校2年 ①英語成績提供システムに対応すべく情報を集め、生徒保護者に周知する。 ②共通テストに備え記述問題に対応すべく練習をする。 ①英検GTECを積極的に練習し受験させる。 ②読解力と知識の幅を持たせるため朝の読書に各教科から読ませたい文献を週1回提供してもらう。 方針が見直され記述問題も英語システムもなくなったが、英検に取り組ませた成果は上がり、合格者を増やすことができた。 記述はないが読解力を必要とする問題に対処できるよう、練習を積む。
高校3年 ①生徒各自の進路実現に向けて、生徒自身が主体的・自立的に取り組める環境作り。 ②周囲の人間関係や環境の中で生かされている自分を実感し、感謝と思いやりの念を持てるよう支援する。 ①自分で自分のやるべきことを自分で把握し、計画できるよう最低限の情報を提供し、後は自分で調べさせる。 ②学校での経験がすべてラストチャンスであることを意識させ、毎日を丁寧に過ごさせ、小さな達成感を感じさせる。 悩んでいる生徒が自ら進路の選択や実現の方法を設定できるように丁寧な面談を繰り返すことで、生徒の自主性を養いつつ支援することができた。学校行事や学年集会の機会に最高学年であることを意識付けし、最後の一年間を仲間とともに充実したものにするよう折に触れ感じさせることができた。 この一年間の指導の経験を通して、新学年でもより有意義で効果的な教育の在り方をさらに模索していきたい。
国語科 新教育課程、大学入学共通テストを念頭に置いた授業展開の研究。 〔基礎期〕論理的文章や新聞記事等の読解・内容把握を通して、趣旨を理解し社会的視点を広げ、論理的思考力を養うとともに、「書く力」の育成に取り組む。 〔充実期〕〔基礎期〕の内容に加えて、古文・漢文を読み解く語彙力を身につける一方で、抽象的で難易度の高い現代文を要約し、的確に理解し思考する力をつけ、それを表現や発表に活かせるようにする。 〔発展期〕時代の枠を超えた文章や実用的な文章に多く当たり、文章内容の正確な把握に加え、要約を含めて意見形成の訓練をする。 各学年において、「読むこと」、「話すこと・聞くこと」、「書くこと」の総合的な力を生徒が習得することを意識した授業、取り組みを行うことができた。 共通テストの記述式採用が取りやめになったとはいえ、新教育課程においても、「書く力」を育むことが求められることに変わりはないので、左記の重点目標、具体的方策を引き続き念頭に置き、ICTを取り入れた学習によって双方向的なしくみをつくる。
社会科 暗記で終わらない「社会」 〔基礎期〕「つなげる」基本的な知識の習得と定着を目標として、授業を進める。 〔充実期〕「つかう」〔基礎期〕に加え、読解や表現など実践的な授業の充実を目標として、授業を進める。 〔発展期〕「活かす」 〔基礎期〕・〔充実期〕を踏まえ、大学進学や有権者としての力の発揮を目標に、授業を進める。 ・教科・分野での連携を深め、これまでの蓄積・継続に加え、新しい対応にも丁寧に取り組んでいきたい。 〔基礎期〕基本的な知識を確実に定着させるために、生徒に興味・関心を持たせる工夫を行った。 〔充実期〕基礎期の知識を活用して、より自ら考える機会を増やすなど、実践的な授業を行うことができた。 〔発展期〕ICT機器等を活用して演習量を増やすなど、受験指導に力をいれた。 自ら学び・考える機会をより多くの授業の中で取り入れていくことができるように、授業展開の工夫を行う必要がある。
数学科 数学的な見方・考え方を働かせ、数学的活動を通して、数学的に考 える資質・能力を育成することを目指す。数学における基本的な概念や原理・法則を体系的に理解し、論理的に考察する力を養う。 単なる知識の伝達ではなく、生徒の相互の話し合いを通じて、指導者が生徒たちの興味関心を引き出し、生徒自らが考察し、結論を導き出す指導を行う。 各授業とも毎時間ではないが、単元ごとなどに主体的・対話的で深い学びを取り入れたりしながら、生徒の興味関心、数学的に考える資質・能力を育てる取り組みが概ねできた。 今年度以上に左のような授業に取り組むとともに、本格的に始まるICT教育に向けて積極的に取り組んでいきたいと思う。
理科 ①現中学1年生に対しての検討を中心に、各学年での新しい進度目標、シラバスの検討を進める。 ②これから必要とされる力をつけるための、教材研究を行って教科指導力の向上を図り、教科会にて情報交換・共有を行う。 ①新学習指導要領を各教員が理解する。 ②各教員が、思考力・判断力・表現力をつけること、協働して学ぶ姿勢をつくるための教材研究を行い、教科指導力の向上を図る。教科会において、情報交換・共有を行う。 ①各教員が、新学習指導要領を読み、理解を深めた。その上で2020年度のシラバスの作成を行った。 ②1学期より定期考査において、思考力・判断力・表現力を測るための問題作成に努めた。協働して学ぶ時間をつくり、実験や問題演習を中心に行うようにした。 教科会でお互いの実践を共有する機会をもった。 ①2021年度からの中学校での新学習指導要領の実施に向け、新たな目標設定、シラバスの検討を進める。 ②2020年度からのタブレット使用で、新しい授業形態や指導方法の研究・実施を図る。 教科会において、その情報交換・共有を行う。
英語科 ①新入試に向けた対応力強化 ②ITC活用による4技能強化のための研究 ③各種検定試験の対応力強化 ① 1.教員の情報収集徹底と共有 2.各種研修会への参加 3.定期考査に新入試のための問題を入れる 4.英検、GTEC等各種検定試験の受験徹底と具体的目標点設定 ②CALL教室からタブレットへの移行期として、様々なソフトやアプリを選定、研修の後、授業で活用。 ③教員の補習や外部委託形式の補習等を活用する。英検以外の検定についても各生徒に応じて対応する。 ①iPad導入を見据えて、研修会や勉強会、展示会等に積極的に参加し、情報を共有した。英検の受験サポートとして、外部講師の補習展開と本校教員による二次対策を徹底した。各定期考査には思考力を問う問題を出題した。 ②共用のiPadを使用して、AIアプリを使った授業展開や多読プログラムを採用。 ③GTECの受験を見直し、一部希望生徒にTOEFL受検を案内。 本格的なタブレット導入に備えて、ICT技術の向上のため、教員間で研修を行っていく。 英語の4技能さらには対話する力も加えた5技能をバランスよく伸ばす方策について考えていく。タブレットを活用した主体的でアダプティブな学びを助長していく。TOEFL プライマリー・ジュニアの受検を義務付けることで生徒のモチベーションを高める。
体育科 自らが運動やスポーツに親しみ、運動習慣を身につけることによって、たくましく生きるための体力の向上を図る。 ①生徒自らが興味・関心をもつよう段階的に指導を行い、運動・スポーツに親しむ身体的能力の基礎を養う。 ②怪我・病気から身体を守る体力を強化するとともに、それらを予防、回避する能力を育成する。 ①体育・スポーツへの興味、関心を持つ生徒が増えたように思う。 ②体育授業時の怪我は減少してきたが、今後も体力の強化とあわせて危機管理能力を高めていきたい。 体育、保健の授業だけでなく、保健室とも連携して、怪我の予防、危機察知能力、危機管理能力の向上につとめる。また感染症対策にも取り組む。
芸術科 ①音楽・美術・書道、それぞれの視点から表現力や感性の育成を目指す。 ②芸術三科それぞれの芸術観を共有する。 ①出張授業や施設見学等を取り入れた授業を増やし、芸術観を養う。 ②三科合同の「芸術の部屋」の拡充を図る。 ①神戸市立博物館による出前授業や芸文センターでの音楽鑑賞、また書道作品や文物の鑑賞を重ね、芸術への興味・関心の向上につながった。 ②文化祭において、芸術科の部屋を設置し、広く芸術科の活動を広報することができた。 ①外部機関の活用や施設見学を今後も取り入れながら生活に根差した芸術観の育成を図っていく。 ②文化祭をはじめ、年に数回の音美書の作品鑑賞の機会を増やす。 ③芸術科として、100周年行事に参画する。
家庭科・情報科 新入試に向けた、思考力・判断力・表現力を養う授業づくり 他教科との連携、対話的な授業、協同的な活動を通して、自身で考えて人に伝えることができる能力の育成を図る。 様々な活動を盛り込むことで生徒の対話や協同に繋がる工夫を盛り込んだ。制作や実習を行う中でも対話を行う活動を盛り込むことで、他人との協調する姿勢を身につけることができ、定期テストの内容に新入試を意識した問題を盛り込むなどすることで思考力・判断力に関しても刺激を与えることができた。 多くの実習・活動を行うことができる教科の強みを生かして、引き続き対話的・協同的な学びができるような働きかけを行っていく。また、他教科との連携も今まで以上に図ることで、複合的な力を涵養する場であることを目指す。
※注1 アサーション・トレーニング(アサーション) 「アサーション」は「主張、表明」と訳されるが、「アサーション・トレーニング」という場合、表現のあり方も付け加え、「自他尊重の自己主張」という訳をあてることがある。自分も相手も大切にした自己表現を身につけていくためのトレーニングを指し、自分の気持ち、考え、信念等を正直に、率直にその場にふさわしい方法で表現できるコミュニケーションを目指す。

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