目標設定および学校評価書

2020年度の学校重点目標・具体的な取り組み

本校教育理念 建学の理念「まことの人間をつくる」を基盤に、知性と品格を備え、人生や社会に対して前向きに取り組む自立した女性を育成する。
2020年度の
重点目標
①「子どもが行きたい、親が行かせたい」学校づくり
②生徒・教員ともに主体的に「学ぶ」場としての学校づくり(学びと創造の追求)
③PDCAサイクルを意識した授業計画や校務運営計画などの策定
④教科会の機能の強化・充実
⑤大学入試改革、新教育課程に沿った教科指導、進路指導、教育課程編成の策定と実施
⑥学校施設の安全確保と環境整備、および学校衛生管理の推進
2020年度の
具体的な
取組
①教育理念(生徒につけさせたい力、目指す生徒像)の実現に向けた各教科、各部署の「甲南メソッド」の策定
②新教育課程について、「中学課程」(2021年度実施)の完成、「高校課程」(2022年度より学年進行)の具体案の作成と検討
③「中学・総合学習」(2021年度実施)の実施案の完成、「高校・総合探究」(2022年度より学年進行)の実施案の作成と検討
④iPad導入(中学全学年、高校1年)と、それに伴うICT活用の研究と実践
⑤進路指導部、教科会、学年の連携の強化(低学年での学習指導、高学年での進路指導の充実)
⑥「アサーショントレーニング」(中学全学年)の企画・実施
⑦心身の健康に問題をもつ生徒、支援が必要な生徒の早期発見と対応を目的とした情報の共有

2020年度の各分掌・学年・教科の重点目標・具体的方策

重点目標 具体的方策 自己評価
達成状況 今後の方策
学校経営 ①入学定員の確保(入学者185名以上)
②在籍生徒数の維持
③教員の向上心の醸成と研修
④教員の確保
⑤感染症に関わる学校衛生管理の推進
①日程、入試教科の検討
②教員、スクールカウンセラーなどの情報共有、教育相談の場を確保。転入考査を実施
③昨年に引き続きWeb配信型の教員研修システムを導入
④広く人材を求めるため、業者主催の教員採用合同説明会に参加
⑤感染症に関わる各種ガイドライン、マニュアルの策定
①入学者189名で目標を達成。統一入試日に3科受験を新設。
②中学進級時5名、高校進学時12名、高校進級時7名の減少(昨年10名から増加)。教育相談は適正であり、生徒本位の指導が行われている。転入学は新中学3年に1名。
③iPadが本格導入され、社会情勢から授業・研修のオンライン化が進んだことから、自ずと自己研修が進む結果となった。
④合同説明会が対面からオンラインになるなど、社会情勢の影響を受けたが、予定していた人員を確保した。
⑤学校再開ガイドライン、感染者発生時の対応マニュアルを策定した。
①「受けやすさ」として、事務手続の簡略化などの利便性も検討
②社会情勢の影響も考えられるが、引き続き平素の指導および教育相談を継続
③Web研修システムの継続と、可能な範囲で他校訪問等の機会を設定
④学校情報も含め、多方面に向けて募集情報の周知に留意
⑤感染状況に応じたガイドラインやマニュアルの改定
入試広報 テーマ:創立100周年に向け、「本校の教育理念と教育方針をさらに深め、新たな時代をム据えた教育を実現する」
「甲南女子のいま」をできるだけリアルに伝える
①発信
学校説明会の工夫:内容の見直し、規模の小さな校内説明会の新設(夏休みの個別相談会の実施など)。
広告(学校情報・記事の掲載):新聞・受験雑誌に加え、Webメディアの活用。掲載方法の見直し
HP:各部署・学年の協力のもと、充実した情報発信
②情報の収集
塾訪問
教員・職員のアドバイザーとの定期的な情報共有
③100周年記念実行委員会
全校生を巻き込んだ活動の企画と実行
①コロナの影響を受け、学校説明会としてオンライン説明会を2回、人数限定の説明会を2回行った。また、夏休みと9月中に、少人数での学校見学会を重ねて行った。
紙面広告だけでなく、オンラインでの広告で情報発信した。
②積極的な塾訪問が行えず。
③活動の最終年度、つながる冊子最終号、ありがとう動画、記念ファイルを作成した。
①オンライン説明会や少人数での学校見学会の継続
②塾訪問の範囲の拡大、積極的な実施
教務部 新しいカリキュラムの策定 ①本校での6年間で「つけたい力」を新学習指導要領に沿う形で実現するためのカリキュラムを策定
②個々の授業において「主体的・対話的で深い学び」ができるよう、ICT機器等の活用の推進とノウハウの共有
授業アンケートの活用を推進
①カリキュラム委員会より、新・中学カリキュラムを提案、職員会議にて承認された。2021年4月より全面実施。
②生徒用iPad導入により、緊急事態宣言下の臨時休校中もオンライン授業を実施、学校再開後も多くの授業でICT機器の利用が進んだ。授業アンケートもiPadを用いて実施。
①高校カリキュラム、評価方法を策定。
②引き続き、新学習指導要領に沿った「主体的・対話的で深い学び」を追求した授業を目指し、教科会の活性化、授業見学等を積極的に実施
授業アンケートの活用
生徒指導部 従来の学校行事の枠にとらわれない生徒の主体的活動の在り方を模索する。 和光会役員と協働し、新たなHR活動の創造へ向けた協議の推進
全校単位で本校生としての自覚を高める企画の検討
少人数で活動した成果を全校で共有できる体制の整備
生徒の安全対策としては、登下校時の見守り、防災・避難訓練を実施できた。学校行事においては、文化祭指導の重点を、催しの規模・集客数にこだわらない質的転換を目指す方向へ移行した。 全校集会の制限された生徒会活動において、デジタル機器を活用した学年・クラスの枠による取り組みを追求
進路指導部 ①進路指導システムの確立
②基礎期における学習習慣の確立
③『社会を知る・考える』『思考・判断・表現のスキル育成』『自分を知る・深める』を軸とした「キャリア教育」の体系化
④教科指導の充実
・管理職、進路指導部、担任団の連携強化
・「手帳」を活用した時間管理の指導を実施
・学力推移調査における学習習慣調査の分析結果の共有と活用
・「志望理由書作成」プログラムの検討
・早期医療体験プログラム、日経ウーマノミクスフォーラムへの参加
・定期考査の出題方法、評価方法の見直しを促進
・模擬試験を活用した弱点補強、振り返りの実施
・進路指導部が学年会に参加して連携を強化できた
・定期考査に向けての学習時間管理に手帳を活用
・学力推移調査の結果の活用が不十分に終わった
・ICTを活用して学部学科研究を実施
・読売教育ネットワーク「早期医療体験プログラム」にオンラインで参加
・出題方法、評価方法についての問題提起まで
・特に高1で振り返りを強化できた
・進路指導部に加えて、管理職も学年会に参加し、連携を強化
・中2での継続性を強化
・調査結果に対して、進路指導部、管理職も参加した学年会を実施
・体験授業やオンラインでの大学説明会を活用して大学研究を促進
・進路指導部と教務が連携して対応
総務部 ①100周年記念関連行事の企画・実施
②育友会活動の見直し
①学園・各部署とも連携し、関連行事の準備・実施の円滑化
②副会長など育友会役員とともに、年間活動の見直しに協力、効率的な運営方法を検討
①新型コロナウイルス感染拡大に伴い、関連行事は全て延期された。
②感染拡大の状況をふまえ、活動は大幅に制限された。
①学園とも連携し、感染対策を取りながら実施できる方策を検討
②感染状況が落ち着いた後も、役員・委員等の負担が重くならないような活動のあり方を検討
人権教育 ①人権感覚を持った生徒と教師の支援・育成
②インクルーシブ教育の推進・支援体制設計
③アサーショントレーニングの実施と活動の充実
①感染状況を考慮し、学年と連携、小集団での活動を充実
②保健室・学校カウンセラーを含む教育相談委員会と連携、発達障がい支援の情報提供・具体的な支援体制を設計、長期にわたる休校に関わる生徒への支援体制への協力
③学年や学校カウンセラーと共に、アサーショントレーニングの推進と充実
・中学3学年にわたった実施
・各学年に応じた活動内容を相談・企画・実施
④道徳教育推進委員会と連携し、「教科道徳」の授業の制度設計に協力
①映画鑑賞会を実施することはできなかったが、各学年が軸となって、映像資料を見たり、作文を書いたりして考えたことをまとめ、人権作文集を発行した。
②配慮が必要な生徒の支援について、保健室・学校カウンセラーを含む教育相談委員会と連携して協議した。また、いじめ防止教育の一環として、講演会やアサーショントレーニングの企画に関わった。
③感染症対策を施し、中学の3学年でアサーショントレーニングを実施した。
④道徳の授業、評価のありかたについて、教務部と連携し、学年に情報提供した。
①感染状況を考慮した人権映画の鑑賞の実施
②発達障がい支援の情報提供・具体的な支援体制の設計に引き続き協力
いじめ防止教育への取り組み
③アサーショントレーニング実施学年の拡大、各学年に応じた内容を実施
④道徳指導教諭と連携し、道徳の授業の活性化に協力
環境教育 現在行われている三学園合同の環境学習の実施の周知及び、本校生徒の積極的・自発的参加を目指す。また、貴重な学びの場であることを意識させる。 ①和光会、IGCE委員に自分たちの役割と、本プロジェクトの意義を理解させることで、周囲を巻き込んでの活動を促すとともに、学習意欲を持った参加者を募集
②参加生徒を幅広くするための広報活動の工夫
新型コロナウイルス感染拡大を受け、関連行事は全て中止された。 学園とも連携し、感染対策をとりながら関連行事を実施する方策を検討
ICT 効果的にICT機器を用いた教育の定着をはかる。
また、場所や時間による制約を受けない教育活動や、デジタルデータの蓄積による学びの記録(e-Portfolio)を効果的に活用させて、生徒が自ら学びに向かう姿勢を育成する
①G-Suite for educationを用いた授業展開を全教員が行えるようにすることで、授業の内容や記録に生徒と教員がいつでもアクセスできるような環境を整備
②教員研修の機会を情報技術面・セキュリティ面・教育方法それぞれにおいて実施
・各教員が自身で本校生徒の資質能力に即した教育的コンテンツを創造できる力の養成
本校のICT化は大きく進んだ。コロナ禍において、校内外を問わずに生徒・保護者・教職員が学習内容にアクセスすることができたり、コミュニケーションがとれたりするようになったのは、本校ICTが今までに環境整備を行ってきたからであると思われる。また教職員のICTスキルも全体的に大きく向上した。 GIGAスクール構想などに起因して大きな変化が推測される学校ICT環境において、本校生徒を踏まえた視座を持ち続け、柔軟に変化に対応
総合学習 ①本校ならではの自学創造教育(主体的で深い学び)のためのカリキュラム整備、企画と実施
②授業や発表の機会の工夫と充実
①引き続き、総合学習検討委員会により、本校ならではの新しい学びのかたちの創出
②感染状況に配慮した人との出会いや授業方法の工夫、学外と連携した協働学習や対話的学びを実施
③教員間の連携、情報提供等に努め、授業内容や学内・学外への発表の機会のさらなる拡充を計画
①総合学習検討委員会において、新カリキュラム対応の総合学習を創設(中2対話、中3環境、高1自己探求)、2021年度から順次実施
②感染状況により、一日研修や研修旅行を実施することができなかったが、リモート講話などを実施した。
③iPadを活用した発表準備や発表を行うことができた。
①新カリキュラムの実施において、さらなる活性化の計画
②感染状況に配慮した、協働学習や学外と連携した対話的学びの実施
③総合学習授業担当教員への情報提供、生徒の表現の機会の拡充、内容の向上
国際教育 協定校との交換留学制度の充実・内容検討。
国際教育の取り組みの情報整理・可視化。
短期・中期・長期留学の送り出しや、受入れが、甲南生全体の国際交流の場となるよう企画する。
過年度の国際教育に関する保管資料のデータ化を進める。
協定校への送り出しや受け入れは新型コロナウイルスの影響により中止となった。ポストカード等による学校間の交流を行い、海外交流が可能になれば円滑に再開ができるよう協定校との良好な関係を維持することができた。
甲南女子のこれまでの国際教育に関する資料をまとめた。
新型コロナウイルスの影響が続いた場合、海外交流だけでなく国内や校内で実施が可能な国際教育の取り組みを検討していく。
甲南女子の国際教育のこれまで受け継がれた歴史を伝える取り組みを検討していく。
保健室 ①心身の配慮のいる生徒に関する指導方法の検討
②教員、保健室の情報共有方法の検討
③健康診断に関わる情報提供方法の検討
①心身の健康上配慮のいる生徒の年度途中の更新情報を教科担当まで広げて共通理解をはかる方法を検討、個別の支援計画の立案
②スクールカウンセリングの件数増加に伴い、教員間の情報共有の方法について検討
③健康管理システムを利用し、健康診断結果の正確・速やかな配付の工夫
①年度途中の更新情報は、教育相談委員会での報告と診断書の回覧を通して行った。個別の支援計画は様式を作成したが効果的な運用ができなかった。
②情報共有のために個別支援計画表の様式を作成したが、システム上の運用ができなかった。
③健康診断の受診勧告書の抽出を整備することで速やかに配付することができた。
①学期ごとに更新情報の共有ができるよう検討
②個別の支援計画表の効果的な運用の為の方法を検討
③検診の日程が分散したため、細かい抽出ができるよう整備
事務室 働き方改革への取り組みとして、長時間労働を改善し余裕のある職場環境を作るための提案と実行。
縦割りとなっている日常業務の可視化、業務配分の整理、作業効率化を図る。
多様化した雇用形態の中で、教員をサポートし、教職協働で相乗効果を生む職員組織を作る。
①入試広報活動の支援
②教育環境の整備と現状施設の効果的な改修
③出欠情報の効率的な管理
④各部門間との情報共有
⑤業務用グループウエアを利用したスケジュール、勤怠管理、決済業務と書類、資料の削減
⑥100周年事業の推進
①相談会受付業務のサポート
②感染防止対策(換気用網戸、検温サーモカメラ、アルコール消毒、)旧校舎水回り改修、部室・更衣室改修。図書館照明のLED化
③出席管理サービスの新規導入④⑤決済者の管理体制の強化⑥延期された行事への対応
教員の働き方をサポートし広報関係、教務関係の事務業務の業務分担の改善を目指す。さらなる教育の変化に対応できる予算の確保と補助金の獲得、予算執行の最適を見極める。学園との連携を確実に効果的な施策を講じられるよう努力する。
中学1年 ①ICT環境を効果的に利用し、学習環境を充実させる
②手帳を活用して、PDCAサイクルを習慣づける。
③学年目標「想」のもと、友人、学校、社会との適切な関係を築く。
①Google ClassroomやMeta Mojiを活用した授業や学習指導を推進する。
②手帳を活用して、学校生活、特に学習活動に関して、予定をたて、実行し、振り返る習慣をつける。
③アサーショントレーニングやHR活動、道徳、行事を通じて、自他を尊重する考え方を身に着ける。
①1学期初めからiPadを導入しGoogle ClassroomやMeta Mojiを多くの授業でスムーズに使用することができた。
②手帳を積極的に活用し、意識と行動の変化が見られるようになった。
③アサーショントレーニングやHR活動、道徳、行事を通じて、周りとの関係を考える機会をとることができた。
①ICT環境を利用するルールに注意しながら、更に利用を推進させたい。
②手帳の活用を継続させ、自己管理の大切さを実感させたい。
③学年目標「想」をもとに、人、学校、社会との適切な関係を進歩させる。
中学2年 ①手帳の活用を継続し、学習習慣を確立させる。
②平和学習を通して、人権意識や道徳観を育む。
③友人との理解をさらに深める。
①手帳を活用し、自ら学習計画を立てて実行し振り返る習慣をつける。
②『総合平和』の授業を通じて調べ学習やプレゼンテーションを行う。
③アサーショントレーニングを通して、自他を尊重する考え方を身につける。
道徳やアサーショントレーニング、『総合平和』の授業などを通して、自他を尊重する考え方を身につけ、自分の想いを伝えることの大切さを学ぶことができた。
学習面では、定期考査や学力推移調査などを通して、自らの学習計画や学習成果を振り返る習慣をつけることができた。
中学最高学年としての自覚を持たせる。
高校進学に向けて基礎学力を定着させ、学習意欲を向上させる。
中学3年 ①学年目標のもと、社会とのつながりを意識し、社会人としての資質や能力を身につけさせる。
②基礎学力の定着を図り、高校進学に向け確固たる学力を身につけさせる。
①「キャリアガイダンス」を通して、仕事や社会について学習し、社会性を身につけさせる。
②模試や定期考査の振り返りを通して、これまでの学習状況を検証・分析し基礎学力を養う。
①「R―CAP」を活用し、自身の進路の実現に向けて、意欲を深めることができた。
②振り返りシートや模試の直しや模試の資料などを活用し、自己分析力を養うことができた。
和光会活動などを通して、高校生としての自覚を持たせる。大学入試制度に対応する基礎学力を養う。また、探求や文理選択などを通して、自分の進路について深く考え、視野を広げ、自身の進路実現につなげさせる。
高校1年 ①高校生としての自覚を養うとともに、自主性をもち行動できる姿勢を育成する。
②進路意識を持ち、積極的な情報収集と計画的に学習する力をつけさせる。
①探求・和光会・クラス活動を通して協調と自律を育み、達成感や喜びを共有する。
②様々な方法で自分の進路について掘り下げ、視野を広げるとともにe-Portfolioの活用を促す。
①探求の授業を通して、さまざまな課題解決のスキルを磨くとともに、自ら考え、表現する力を養うことができた。また、部活動や行事を通して高校生としての自覚が備わった。
②2学期に行った学部学科研究を中心に、個々の適性や興味・関心が高められた。
①和光会活動をはじめ学校の中心的な役割を担う学年として、自覚と責任を果たさせる。
②高1での進路選択を踏まえ、オープンキャンパスや進路HRでの情報収集等を通して個々の学問や職業分野を明確にする。また、研究レポートを作成し、より一層進路について考えを深める。
高校2年 ①自主自律を重んじ、自ら考え行動のできる生徒を育てる。
②生徒1人1人の進路目標をさらに具体的なものとし、進路実現に向けた情報提供と個々の学習計画を支援する。
①和光会活動をはじめ中高の中心的な役割を担う学年としての意識を持たせる。また、修学旅行を通して協調性や人権意識を高める。
②高1での進路選択を踏まえ、オープンキャンパスや進路HRでの情報収集等を通して個々の学問や職業分野を明確にして進路実現につなげる。
①さまざまな行事が中止制約された中でも、1人ひとりが学校、家庭それぞれの生活リズムを確立し、自主自律の目的を達成できた。
②オープンキャンパス等進路に向けた取り組みは制限されたもののHR活動並びにICTを活用した進路情報により個々の具体的進路を考える機会を持つことができた。
①諸行事や学年の取り組みなどを通して最高学年であることを意識し、学年全員が最後の一年を充実したものとできるよう指導していきたい。
②大学受験に向け、個別面談の充実並びに保護者生徒との情報共有の機会を密にし進路実現を目指す。
高校3年 自分に必要なこと、できることを考え、自学自習の姿勢を育成する。 授業や課題を送付しながら進度を確保し、メールで生徒の質問や提出課題に対応しながら自主学習ができるよう配慮する。 特に6月までの休校時期に生徒は積極的に自己学習に取り組み、学年を通してその姿勢を維持できたと思う。 メタ文字を使い、自己学習の課題送付と進捗状況の確認をしながら、自主的な学習をさらに促したい。
国語科 新教育課程、大学入学共通テストを念頭に置いた授業展開の研究。
ICTを活用した授業による双方向的な学習の実現。
〔基礎期〕論理的文章や新聞記事等の読解・内容把握を通して、趣旨を理解し社会的視点を広げ、論理的思考力を養うとともに、「書く力」の育成に取り組む。
〔充実期〕〔基礎期〕の内容に加えて、古文・漢文を読み解く語彙力を身につける一方で、抽象的で難易度の高い現代文を要約し、的確に理解し思考する力をつけ、それを表現や発表に活かせるようにする。
〔発展期〕時代の枠を超えた文章や実用的な文章に多く当たり、文章内容の正確な把握に加え、要約を含めて意見形成の訓練をする。
〔基礎期〕においては、中学2年での文章力検定3級の受検と全学年で80%を超える合格率を達成することができた。
〔充実期〕〔発展期〕ともに、新型コロナ感染に伴う長期休校の影響があったが、MetaMojiを利用しての授業形態や、PowerPointを使っての授業など、ICTを活用した双方向的な授業展開を試みる機会となり、大幅な前進を果たした。
第1回大学入学共通テストの実施を受けて、〔基礎期〕から〔発展期〕にかけて6か年の学習計画の見直しを改めて行う。
また、さらなるICT活用による双方向型授業の実現とともに、さまざまなジャンルの文章資料の読み取りや、自分の考えをさまざまな形で書く力をつけるための授業展開についても改めて考える。
社会科 新学習指導要領や大学入学共通テストを踏まえた授業展開の工夫をはかる。
①基本的な知識の習得と定着をはかるなかで、より生徒自らが考える機会を取り入れた授業展開を行う。
②新学習指導要領を理解し、大学入学共通テストも踏まえた各学年での到達目標・具体的な進度を検討する。
①感染拡大にともない、グループ学習に制約があったため、考える機会をあまり増やすことができなかった。
②中学シラバスの見直しを行うなかで、中学生に身につけておいてほしい知識と、ICT教材の活用について検討することができた。
①個人や少人数でも考える機会を増やすとともに、iPadを活用して全体で共有できる方策を検討する。
②大学入学共通テストの分析を行い、高校のカリキュラムにおける到達目標を検討する。
数学科 数学的なものの見方や考え方を身につけさせる。またそれらの実践的な使い方も指導する。
数学における基本的な概念や原理・法則を体系的に理解し、論理的に考察する力を養う。
発問の仕方や内容を工夫することによって、指導者が生徒たちの興味関心を引き出し、生徒自らが考察し、結論を導き出す指導を行う。
ICT機器を取り入れ、生徒に創意工夫させる指導を行う。
各授業とも単元ごとに生徒に主体的に考えさせたり対話を取り入れたりすることによって深い学びを取り入れ、生徒の興味関心を引き出し、数学的に考える資質・能力を育てる取り組みが概ねできた。 今年度以上に左のような授業に取り組むとともに、ICT機器を積極的に取り入れるなどし、生徒の表現力を伸ばす活動をさらに増やす。
理科 ①新カリキュラムへの対応を中心に、各学年での新しい進度目標、シラバスの検討を進める。
②これから必要とされる力をつけるための、教材研究を行って教科指導力の向上を図り、教科会にて情報交換・共有を行う。
①新学習指導要領を各教員が理解する。
②各教員が、思考力・判断力・表現力をつけること、協働して学ぶ姿勢をつくるための教材研究を行い、教科指導力の向上を図る。教科会において、情報交換・共有を行う。
①各教員が、新学習指導要領を読み、理解を深めた。その上で2021年度のシラバスの作成を行った。
②1学期より定期考査において、思考力・判断力・表現力を測るための問題作成に努めた。
①2021年度からの中学校での新学習指導要領の実施に向け、新たな目標設定、シラバスの検討を進める。
②2020年度からのiPad使用で、新しい授業形態や指導方法の研究・実施を図る。
教科会において、その情報交換・共有を行う。
英語科 ①英語の4技能に対話する力を加えた5技能をバランスよく伸ばす方法を教員が研究し、共有する。
②iPad導入学年では、初年度導入プログラムの結果検証をしっかりと行い、来年度以降の導入計画に活かす。
③英検受検のモチベーションを保ちつつ、運用する力としてのTOEFLジュニア、プライマリー受検を導入。生徒の学びに向かう力を後押しできるような取り組みとする。
・自分で学ぶ部分と協働で学ぶ部分のバランスをしっかりと意識して、iPadを活用しながら、生徒にもその意義を伝える。従来授業内で行ってきた、答え合わせや宿題のチェックなどをiPadを活用して、自分からできるような工夫をしたい。そのうえで、クラスでは、英語を使って読む、聞く、話す、書く、を楽しめるような取り組みを考えたい。そのためには教員間の団結と学びが不可欠で、お互いにアイディアを出し合い、研修を積んで、甲南女子オリジナルなプログラムを作りだしていきたい。 ①iPadの導入に伴い、従来ではできなかった活動が可能になった。「聞く」の分野では、音声ファイルをGoogle Class roomやMetaMojiを活用して生徒はオンデマンドで自分から学習することができるようになった。「話す」の分野では、MetaMojiを活用して生徒の音読活動を促すことができるようになった。
②コロナによる休校期間に、授業の配信方法等について、研究し共有することによって、全学年において授業の進度を保つことができた。生徒が自らICTを使いこなすような工夫をすることができた。
③中学2年生から高校2年生までの4学年において、レベル別にTOEFLプライマリー2とジュニアの試験を実施した。レベル別にすることで、生徒のやる気を刺激し、高得点者を表彰することで今後の学習へのモチベーションにつなげることができた。
2020年度は、年度当初からコロナによる休校措置があったため、英語科教員の団結は否が応でも強化されたと考える。まさに待ったなしの状況において生徒への授業提供を果たすことができた。iPadが5学年にいきわたる今年度は、昨年度の検証も含めて、さらにその活用を通して、生徒の自発的学習を促すような研究、検証を進めていくべきであろう。ICTの活用により、生徒が常に、英語を聴き、英語を話し、英語を読むような仕掛け作りを進めていきたい。
英語科では科会やクラスルームを通して、研究課題について活発な意見交換や情報共有ができるようにしていきたい。
体育科 自らが運動やスポーツに親しみ、運動習慣を身につけることによって、たくましく生きるための体力の向上を図る。 ①生徒自らが興味・関心をもつよう段階的に指導を行い、運動・スポーツに親しむ身体的能力の基礎を養う。
②怪我・病気から身体を守る体力を強化するとともに、それらを予防、回避する能力を育成する。
③感染症に対する知識を深め、それらの予防に取り組む。
①コロナ禍もあり、生徒の運動不足、体力の低下は歪めなかった。スポーツに親しむことに重点を置いた指導ができた。
②運動不足の現状を踏まえ、体力の維持向上を中心に授業を展開した。
③オリエンテーション時に感染対策の講義を行い、年間を通して活動前後の手洗い、うがいの推奨を行った。
体育、保健の授業だけでなく、保健室とも連携して、怪我の予防、危機察知能力、危機管理能力の向上につとめる。また感染症対策にも重点的に取り組むとともに、運動不足、体力低下に陥らないように、継続的に運動、スポーツに親しむ。
芸術科 ①音楽・美術・書道それぞれの芸術観を養うとともに表現力の育成を目指す。
②100周年行事に際し音美書連携の芸術活動を目指す。
①出前授業など外部機関との連携による教育活動や様々な鑑賞の機会を通して芸術的感性の向上を目指す。
②学校施設を利用して、芸術鑑賞の機会を増やす。また、100周年行事の一環として芸術三科の作品発表の場を設ける。
①今年度はコロナウイルスの影響で、神戸市立博物館による出前授業は実現できなかったが、芸文センターでの音楽鑑賞は叶った。又、書道作品や文物の鑑賞を重ね、芸術への興味・関心の向上につながった。
②コロナウイルスの影響で、文化祭や相互発表の機会は失ってしまったが、美術・書道は校内の展示を充実させ、音楽は演奏を録画し、Google Classroomで鑑賞した。
①コロナ禍でできうる限り、オンライン等も利用して外部機関の活用や施設見学を取り入れながら生活に根差した芸術観の育成を図っていく。
②文化祭をはじめ、年に数回の音美書の作品鑑賞の機会を増やす。
③芸術科として、100周年行事に参画する。
家庭科・情報科 自立・自律を目指し、実生活と関連付けた思考力・判断力・表現力・技術力を養う授業づくり 他教科との連携、対話的な授業、協同的な活動を通して、自身で考えて人に伝えることができる能力の育成を図る。 新型コロナ感染に伴う長期休校の影響があったが、Google ClassroomやMetaMojiに資料・動画など教材をアップロードし対応することにより、双方向的な授業展開のきっかけとなった。 以前からの、「他教科との連携、対話的な授業、協同的な活動を通して、自身で考えて人に伝えることができる能力の育成を図る」とともに、ICTの更なる活用を含め、他教科との連携、対話的な授業、共同的な活動を充実させ、多面的な能力の育成を図る。

(注1)Google Classroom(Google社)
Googleが学校向けに開発した無料のWebサービス。課題の作成、配布、採点をペーパーレス化、簡素化することを目的としている。
(注2)MetaMoji Classroom(MetaMoji社)
子どもの成長や授業内容に合わせ、シンプルなノート機能から、高度な協働学習まで幅広く柔軟に対応できるリアルタイム授業支援アプリ。小学校低学年から中学・高校まで、タブレットを活用したアクティブ・ラーニングを支援。
(注3)R―CAP(RECRUIT Career Assessment Program)
自己分析・適性検査、科学的な理論、データに基づいて興味や価値観、志向を分析する適性検査。
(注4)文章能力検定=文章読解・作成能力検定(日本漢字能力検定協会)
文章に関する様々なスキル(能力)を、基礎力(語彙・文法)、読解力(意味内容・資料分析・文章構成)、作成力(構成・表現・総合)の3カテゴリ8種に分け、総合的な「伝わる文章」の作成力や文章によるコミュニケーション能力を高めることを目的に実施。
「3級」のレベル:高校での積極的な理解・表現活動、知的言語活動のために、あるいは、実社会におけるコミュニケーション活動を行うために必要な文章読解力及び文章作成力

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