総合・自己探求 相互発表会

高校1年生が「総合・自己探求」の発表会を行いました。
1年間取り組んできた探究活動の成果を学年全員で共有し、保護者にもご覧いただきました。

自分たちで調べ、考えたテーマについて、わかりやすく伝えていきます。

テーマは
「カカオ生産国での児童労働」
「障害者差別解消法について」
「エコを活かしたまちづくり」
「学力向上のためには授業時間を増やすことで対応すべきか」
「インクルーシブ教育の必要性」
「食品ロスの現状と対策」
「スポーツにおけるジェンダー問題について」
「プラスチックの代用品になるものは何?」
など多岐にわたります。

聴き入るほうも真剣です。

SDGs17の目標に基づき、私たちの生活に影響を及ぼす身近な問題について、生徒たち自身の視点から興味深い研究がなされていました。
誰かに与えられたものではなく、自らテーマを探し、じっくり時間をかけて調査し、「私たちにできることは…」と当事者意識を持って考察する…という体験は、生徒たちにとって大きな学びの機会となりました。

聴く側の生徒たちは、
「自分の知らなかったことをたくさん知れて、とても面白かった」
「私は今回は選ばれなかったけれど、1年間を通して自分自身の学びになった部分が多くあったので、良い授業にすることができたと思います」
などの感想を持ってくれました。

また保護者の皆さまからは
「どのチームも自分自身のことに当てはめてSDGを考え調べられていて、高校生らしい意見に刺激をもらいました」
「高校生の皆さんが出来ることはまだ少ないのかもしれませんが、こうやって若い世代の考えが変わるのは素晴らしいです」
「大人も答えが難しいテーマに真っ直ぐ向き合っていて、興味深かったです」
「知らないことが多く、たいへん参考になりました。何か自分にできることはないか、と考えるきっかけとなりました」
「社会に出てとても役に立つ研究だと思います。科学的にもよく調べられていました」
「私たちができることを提案してもらえたので、皆で実践できればと思います」
など、たくさんの温かいお言葉を頂きました。

このあと、4月から「総合・自己探究」に取り組むことになる中学3年生への発表会も行われます。
先輩から後輩へ、脈々と受け継がれる甲南女子の伝統。
中学3年生は、そのバトンをしっかりと受け取り、深い学びに活かしてほしいと思います。