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スクールライフ

講堂朝礼の講話 5/22

講堂朝礼での講話は、進路指導部の先生(数学科)からのお話でした。

お話のタイトルは「震災とヒゲ」。

 

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1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災での体験で感じた、人と人との絆の大切さ、そして今も感じている感謝の気持ちについてお話されました。

 

震災後、神戸は多くの家庭で電気やガス、水道がしばらくの間使用できない状況になっていました。

そういった状況を知り、1日かけて食料を運んできてくれた知人、遠方から安否を気遣い手紙や電話をくれた知人がいました。

とてもありがたく感じたそうです。

 

また、被災者の多くが長い間お風呂に入っていないことを知り、お風呂に入りにこないかと言う知人もいたそうです。

その言葉に甘え、その方のお宅に家族でお邪魔し、お風呂に入りました。

そして、ヒゲを剃ってさっぱりしようと思ったとき・・・

鏡の向こうの自分が「ヒゲを剃って、元の生活に戻っていいのか?」と問いかけます。

 

ヒゲを全部剃って、あんなに心配してくれた人たちへの感謝の気持ちも一緒に忘れて、このまま日常生活に戻るのか?

 

そう自分自身が問いかけます。

 

 

震災を通して感じた人と人の絆、そして感謝の気持ちを忘れないために

震災以来ずっとヒゲをたくわえていらっしゃるそうです。

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